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	<title>NOVEL - かめとうさぎ</title>
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		<title>７　new♪</title>

		<description>

「翼も睨まないの。笑うと可愛いんだ…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 

「翼も睨まないの。笑うと可愛いんだから。ね？」

そう言ってヤツの金髪の頭を撫でた。
撫でられたヤツの目は細くなり優しく微笑んでいた。
そこら辺の女なんて簡単に落とせるぐらいの破壊力だった。
へ～っ・・・。


「話してた力。全然俺と似てないでしょ？カッコいい弟くんです」
「・・・和の方が良い」
「そうかな？俺なんて平凡ど真ん中だよ」
「・・・無自覚？」
「平凡って事自覚してます！！」

「「・・・はぁ～・・・」」

「どうしたの？２人とも？」

つい溜め息のタイミングが揃ってしまった。
無自覚ってもうバレたか？
上等だお前も排除してやる。

「お腹すいた～食堂行こう食堂！！」
「・・・行くか？」
「おう」


３人で学食に行く為に部屋を出た。
本当に綺麗な寮で感動しきりだ。
誰も使ってないんだもんな～。
そんなこと考えてると自然と笑っちゃうよね～。

「・・・和の笑い顔・・・可愛いな」
「翼？ほんと？初めて言われた。ありがと～」

嬉しくて翼に抱きついた。
今までそんなこと言われた事なんて無かったから。
カッコいいじゃないのが惜しいけど、まあ褒められたんだし良いか。
でも本当に翼の腕の中は暖かくて気持ちが良い。
シャツに頬をすりすりしてるともんのすごい低い声の力が呟いた。

「・・・いい加減にしろ」
「いいじゃん。俺は可愛いって言われて嬉しいんだよ。力は毎日のようにカッコいいって言われてるから分からないんだよ！！ば～か」
「俺はいつでも抱きつかれていい。和になら」
「翼は本当に良い奴だな～大好きだよ～」
「・・・・・・」

和の大好き発言に柄にもなく顔に血が上ったのが分かった。
どうなってんだ俺は。
こんな感じは初めてだ。
和の傍にいたい。
今まで誰かの傍にいたいなんて思った事なんて無かったのに。
何故だか和の近くで笑顔を見たい。
抱きしめられる事も嫌じゃない、寧ろずっとそのままでも良い。
何だこの想いは・・・。

「翼？顔赤いけど、熱でもあるの？」
「大丈夫だ」
「なら良いけど。食堂だ～」

 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2010-11-29T21:05:17+09:00</dc:date>
		<dc:creator></dc:creator>
		<dc:publisher>WOX</dc:publisher>
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		<title>６　new♪</title>

		<description>

「翼～腹減らない？食堂に行きたいな…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 

「翼～腹減らない？食堂に行きたいな～俺」
「ああ良いけど」
「じゃあ決定～何食おうかな？」

ピンポーン♪


「誰だろ？力かな？」
「力？誰だ？」
「俺の弟～っても双子で１０分位しか変わらないけど」
「へ～」


「どなた様～？」
『俺だ開けろよ』
「はいはい」

ドアの前に立つ力は何でだかものすごい怖い顔をしていました。
どうしたんでしょう？
何かありました？
カワイ子ちゃん達が離してくれなかったのかな？
笑うとカッコいいんだからもっと笑えば良いのに。
そんなに眉間にしわ寄せるとしわになるよ～。

「入って？どうそ」
「・・・・・・」

リビングのドアを開けるとソファーに座る男が目に入った。
睨みつける姿が様になってるな。
何で俺睨まれてるんだよ、気に入らねえな。
その男の前のソファーに腰掛ける。
にらみ合いが続く。
俺だって目は逸らさない。
睨んできたのはそっちだから。

「二人とも睨み合ってないの。どうしたの？」
「「・・・・・・」」
「はぁ～別に良いけどこの雰囲気を何とかして下さいますか？」

そう言ってヤツの隣に座る和を睨みつける。
何で俺の隣じゃ無くてそいつの隣に座るんだよ。
ヤツの顔が優しくなったのが分かった。
もう心を許したのか？
大型犬がご主人様に懐いてる感じ。
忠実でご主人様以外には牙を向けるってか？

 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2010-11-29T21:02:05+09:00</dc:date>
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		<dc:publisher>WOX</dc:publisher>
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		<title>５</title>

		<description>


何だこいつ。
いきなり入って来て…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 


何だこいつ。
いきなり入って来て、俺の前に来たけど、何も話さない。
俺の顔が怖かったのか？
そんな事はもう慣れっこになっていた。
怖がって逃げて行くヤツばっかりだった。
こいつも同じなんだろう？
でも、顔色一つ変えやしねえ。
それに、無視しやがった。
それも２回も・・・いや正確にいえば３回か？
最後にやっと答えた。
「綺麗な金髪ですね？触って良い？」
って、何も許可してないのにいきなり触って来やがった。
撫で回した挙句にゴン太～とか言いながら抱きしめて来た。
俺が怖くないのか？
何でそんな態度なんだ？
皆が怖がって近寄りもしないのに。

「すぅ・・・」

寝やがった。
俺を抱きしめたまま。
どうなってんだ？
寝るって怖がってねーよな？
普通怖い奴の前でなんて寝ないよな？
初めて人にこんな風に接せられた。
怖がらずに来てくれた。
寝息を聞きながら初めての経験に胸を高鳴らせた。




「んん・・・？」

いつの間に眠ってしまったらしい。
何か温かい。
フワフワして母ちゃんに抱きしめてもらってるみたい。
温かいから人肌って大好き～
え？人肌？

「目え覚めたか？」

俺の下から声がする。
力よりももっと低い声。
誰？
うつ伏せになった顔を上げると、すぐ上にそれはまたカッコいい顔があった。
え？何でそんなとこにいるの？
自分の置かれてる状況を冷静になって考えた。
自分の頭の上に誰かの顔がある？
自分の下は温かい。
ん？ん？んんん？
俺この人の上に寝てるのか？
は、恥ずかしい。

「す、すいません」
「いや、いいけど」

その人の上から飛び起きて前のソファーに移動する。
彼ものそりと起き上がり俺の前に座った。

「・・・はじめまして、伊藤和です。よろしく」

にっこりと微笑んだその顔があまりに可愛くてビックリした。
怖がる風でも無く何とも思ってないみたいだった。
初めての事でドキッとする。

「石井翼。お前俺が怖くないのか？」
「えっ？怖がった方が良いの？」
「・・・・・・」
「翼は怖くなんか無いよ？ゴン太みたいで可愛い」

可愛い？生まれて初めて言われる言葉に違和感を覚える。
可愛いってのはお前みたいなのに言うんだろ？
俺が可愛い？
ゴン太って何だ？
ってかもう翼かよ。
別に良いけど。

「・・・さっきは悪かった怒鳴ったりして」
「大丈夫～慣れてるから仲良くしようね翼～」

翼と呼ばれて何だか嬉しい自分がいた。



 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2010-11-29T01:06:05+09:00</dc:date>
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		<title>４</title>

		<description>


ざわざわしてるロビーを抜けて寮の…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 


ざわざわしてるロビーを抜けて寮の部屋の前に着いた。
力を押しのけて走って来ちゃった。
力はまだ可愛い男の子たちに囲まれてる。

１０４号室の前。
ネームプレートが貼ってある。

・伊藤和
・石井翼

石井翼これから俺のルームメイトになる人
どんな感じの人なんだろう？
離しやすい人だったら良いけどな～。

「失礼しま～す」

扉を開けると玄関に凄いデカイ靴が置いてあった。
力のもデカイけどそれ以上にデカイ。
大丈夫かな・・・俺。
少し心配になって来た。

「おじゃまします。」

ドアを開けるとリビングが広がっていた。
黒を基調にしたシックな部屋だった。
これは備え付けの家具かな？
ソファーとローテーブルにおっきな薄型テレビ。
地デジもばっちりなのね～？

「・・・・・・」

ソファーに寝っ転がり俺を睨みつける瞳。
俺睨まれてます？完全にロックオン？
金髪に耳にはじゃらじゃらとピアスが・・・。
いったい何個開けてるんだろう？
痛くないのかな？

「誰だてめえ？」
「・・・・・・」

でも耳に穴開けるんだから痛いよな～。
俺なんて紙で指切っただけで涙出ちゃうから絶対に無理。
何個開いてるんだろ？
うわ～軟骨まで開いてる。
そこって骨だよね？軟らかい骨って書いて軟骨だもんね。

「聞いてんのか？無視するなんて上等じゃねえか？」
「・・・・・・」

痛みを感じない人なのか？
どうしてそんなに開けちゃったんだよ～
俺は絶対開けない。
母ちゃんから貰った大事な体だもん。

「聞いてんのか！！！」
「えっ？なに？」

いけない何だかトリップしちゃった。
全然聞こえてなかったけど？
何をしゃべってたんだろう？
何かさっきより機嫌悪いんですけど～
どうしてですか？

「何か言え」
「綺麗な金髪ですね？触って良い？」

答えが来る前にソファーに近寄りその金髪の髪を撫でていた。
フワフワして気持ちが良い。
でもこの感じ知ってる気が来る。
何だっけ？
ふわふわ・・・。
気持ち良い感触。
あっ、分かった。
うちで飼っているゴン太の毛並みに似てるんだ。
もうお爺さんなんだけど、小さい頃から飼っているゴールデンレトリバーのゴン太。
思い出してフサフサの毛を撫で続ける。

「ゴン太～」

そのフサフサの毛をぎゅっと抱きしめる。
暖かくて気持ち良くてウトウトしてきた。
ゴン太が近くに居るみたい。

「すぅ・・・」




 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2010-11-29T01:05:15+09:00</dc:date>
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		<title>３</title>

		<description>


「力。これからどうするの？」
「…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 


「力。これからどうするの？」
「・・・これから寮に行ってカギ貰って来よう」
「力と一緒が良いな～」
「多分無理だろ。何人いると思ってんだ？」
「・・・そうだよね・・・」
「遊びに行くから」
「ありがとう。同室の人と仲良くなれるか心配」
「・・・和なら大丈夫だ」


カギを貰う為に寮の管理人室に来た。
もう入寮してるヤツも多いみたいでスムーズに鍵を渡された。
和の番になって管理人が一言呟いた。

「可愛いな。今までで一番だ。彼氏は居るのか？」
「は？彼氏？俺、男ですけど？」
「そんな事は分かってる。俺にするか？」
「はぁ～？男に興味無いですから」
「残念だな。寂しくなったらいつでも来い」
「ありがとうございます～」

管理人はいかにも遊んでますって感じの若い兄ちゃんだった。
もう和のヤツ目を付けられたのか？
どんだけだって。
これからずっとこんななのか？

「・・・ハードだな。」
「何か言った？やっぱり部屋別々だね。俺１０４号室。力は？」
「ああぁ。俺は１５４号室って何部屋あるんだ？」
「遠いかもね。でも遊びに来てね？」

上目づかいでお願いされて行かない訳ないだろ。
無自覚で超鈍感で対立する事が嫌いだから俺が守ってやるよ、ずっと。

「ああ、いつでもすぐに行ってやるから」
「ありがとう～力大好き」

思わず力に抱き付いたら、周りから悲鳴が聞こえた。
えぇっ？なに？どうしたの？何があったの？
悲鳴の先を見てみると入寮をすませた生徒たちが大勢いた。
力を見て真っ赤になってる人や、俺を睨みつける人。
え？俺？何で睨まれてるの？

「誰だろう？カッコいい」
「堂々と抱きついてんじゃないよ」
「でも、ちっさいのも可愛いぞ」
「おお、可愛いよな？俺もろタイプ」



 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2010-11-29T01:04:01+09:00</dc:date>
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		<title>２</title>

		<description>


「いってきま～す」
「学校頑張る…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 


「いってきま～す」
「学校頑張るのよ？１か月に一回は帰ってくるのよ？」
「はいはい。姉ちゃんも元気でね？」

俺たちは明日の入学式を前に一足先に入寮することにした。
力と一緒だから大丈夫。
俺だってもう高校生なんだもん。
隣の力を見上げると何だか嬉しそうに微笑んでいた。

“カッコいいな～どうしてあんな顔出来るんだろう？”

いかん俺は何を考えてるんだ。
同じ血を分けた弟だぞ。
しかも双子の！！

「・・・どうした？顔赤いぞ」
「何でも無い！！早く行こうぜ」
「？あぁ」











「まだかよ～学校遠くねえ？もう疲れた～」
「・・・もうすぐだ。・・・カバン」
「サンキュ～助かった。持つべきものは弟だよな？」
「１０分しか違わねえよ」
「１０分でも兄貴は兄貴だからな～弟くん」
「・・・・・・」

家から電車とバスで３時間かかってやっとこれから３年間お世話になる高校に到着した。
一年目の高校は本当に綺麗でこれから通えるのが嬉しくなる。
誰も使ってない教室とか、寮とか。
何でも一番って嬉しいじゃん？
だから勉強も頑張って一番になったんだけど。

「・・・代表挨拶考えたのかよ」
「まだだけど、適当に言えば大丈夫でしょ？力は考えすぎだって～はげるぞ～？」
「・・・心配してやってんのに」
「兄想いの弟くんですね～嬉しいよ～」
「・・・行くぞ？」
「待って。まだ挨拶してない」
「誰に？」
「学校に。これから３年間お世話になるんだから。ちゃんと挨拶しなくっちゃ“お世話になります”」

和は深々と頭を下げて挨拶をした。
顔を上げてニッコリと和スマイルを炸裂させてる。
その笑顔で何人苦しめてきたんだ。
無自覚って本当に怖いな。
あまり笑わないでいただきたい。
・・・心配は尽きねーな。

「行こう。力～」

笑顔のお前には本当にかなわない。
その笑顔は勘弁してくれ・・・。
理性が保てなくなりそうだから。










「今の誰だ？」

そう独り言を呟いてしまった。
誰かが校門のところで深々と頭を下げていた。
“お世話になります”って学校に挨拶かよ。
そんな奴初めて見た。
どんな天然だよ。
すごく興味が沸いて来てどんな奴か知りたくなった。
顔を上げて満面の笑みで誰かと話してる。
その笑顔が可愛くて。
今まで見てきた女なんかとは比べ物にならない位輝いていた。
これから３年間あの笑顔と一緒に居られると思うと、この高校に合格して良かったと思う。
でも、隣にいる奴誰だよ。
かなりのイケメンだったな。
俺も顔には自信があるけど、俺から見てもアイツはいい顔だった。
彼氏か？
何でもいい、あの人の笑顔を見られれば。




 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2010-11-29T01:02:43+09:00</dc:date>
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		<title>１</title>

		<description>





「あんた達、高校はどこ行く…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ 





「あんた達、高校はどこ行くか決まったの？」
「俺は希望の森自由学園に行く事になった」
「聞いたこと無い高校ね？どこらへん？」
「東京の山奥の全寮制の男子校」
「全寮制の男子校？やだ王道じゃない。本当に？」
「うん・・・。王道って？」
「BLの王道じゃない。山奥の全寮制男子校。気を付けなさいよ和は可愛いんだから」
「BL?俺可愛くないし・・・。平凡のど真ん中じゃん」
「これだから無自覚は怖い。気を付けるのよ、俺様生徒会長とか、しっかり者の副会長とか、可愛い書記とか。やだ興奮してきた」
「姉ちゃん・・・。妄想中申し訳ないんだけど・・・。そこの学校今年創立だから、先輩とか居ないし・・・」
「え～居ないの？ちょっと残念でも、和なら総受け間違いなしよ！！」
「・・・総受け？」

興奮しながら話すのは俺たちの姉ちゃん。
すっげえ可愛くて、ミスコンなんかで優勝しまくりの自慢の姉ちゃん。
血が繋がってんのにどうしてこうも違うのかと両親に聞きたいくらいだ。

「・・・・・・」

目の前にいる弟もビックリするくらいカッコいい。
卒業式の時なんか制服のボタンやら校章なんかも全部綺麗に無くなるくらいモテる。
俺なんて綺麗な制服だったぞ。
何でこんなに違うかな？
双子なのに・・・。
俺と弟は双子なんだ。
二卵性双生児ってやつ。
一卵性じゃないから似てなくて当たり前なんだけど・・・。
ここまで違うと双子である事も疑いたくなる。
背なんてあっという間に追い抜かされて今じゃあ２０ｃｍも違くなって見上げなきゃいけない。
何で俺は成長止まっちゃったんだよ～。

「力はどこ行くの？」
「・・・和と同じとこ」
「えっ？？？一緒？３年間？」
「・・・いけねーのかよ。もう寝る」
「おやすみ～」

また３年間力と同じかよ。
せっかく離れられると思ったのに。
比べられる俺の気持ちも少しは考えろよ・・・。
でも、成績は俺の方が断然良いけどね～。
悔しいから何か力より出来たくて勉強を頑張ったら結果がすぐに付いてきた。
力も頑張ったんだな？

「和。お姉ちゃんの忠告聞くのよ。和は可愛いから気を付けなさいよ。何かあったら力に頼る事。分かった？」
「俺可愛くねーし大丈夫だよ。姉ちゃんたちと違って平凡ですから！！」
『その無自覚が怖いのよ。あんたは母さん似で女顔なんだから。背も低いし、体力無いし。大丈夫かしら？』
「じゃあ姉ちゃん俺も寝るから。おやすみ～」







俺がどんなに頑張って同じ高校に合格したかアイツは分かって無い。
勉強なんて嫌いだし、高校も行かなくても良いと思っていた。
でも、アイツの志望校を聞いて愕然とした。
全寮制の男子校？
３年間会えないのか？
しかも周りはヤローばかり。
そんなライオンの巣にウサギを通わせる事なんて出来ねえだろ？
それから俺は必至こいて勉強をして合格を掴み取った。
これで３年間同じ時間を過ごせる。
俺がまた守ってやるから。
中学の３年間もどんだけ俺がアイツを守ってやったか。
アイツに近づこうとする悪い虫を片っ端から排除して行った。
何人アイツに告白しようと思ったやつがいた事か。
それだけアイツはモテる。

「誰にもやんねーよ」

『絶対その事守んなさいよ』
「・・・姉貴。当たりめえだろ。誰にも渡さねえ」
『和の事頼んだわよ。あの子モテるのに自覚ないから困るのよ』
「ああ。大丈夫だ。心配すんな」
『力も苦労するわね。あんだけの鈍感だと』
「もう慣れた。生まれた時から一緒なんだから」


そう、俺たちはお腹の中から一緒だった。
出て来るのが少し遅かっただけ。
でも、その数分が越えられない壁な気がする。
その上アイツは超が付くほど鈍感だ。
俺がこんな想いで近くに居るのなんて全然気付いてない。
口煩い弟としか思われてない。
でももう慣れた。
一緒に居られればそれで良い。
虫が付かない様に、水戸黄門で言えば“スケさん、カクさん”？
和が笑って過ごせさえすればそれで良い。





 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
		<dc:date>2010-11-29T00:27:20+09:00</dc:date>
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	<item rdf:about="https://mar.web.wox.cc/novel/entry1.html">
		<link>https://mar.web.wox.cc/novel/entry1.html</link>
		
				
		<title>登場人物</title>

		<description>　伊藤　和《いとうかず》(１６)　１６０…</description>
		<content:encoded>
			<![CDATA[ <img src="https://wox.cc/user/mar/o/botan04.jpg" alt="botan04.jpg" class="pict" />　伊藤　和《いとうかず》(１６)　１６０ｃｍ　痩せ型　誰から見ても可愛い顔。無自覚で自分を平凡だと思っている。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　力の双子の兄(二卵性双生児)　学年主席　スキンシップが大好き
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同室者：石井翼
<img src="https://wox.cc/user/mar/o/botan03.jpg" alt="botan03.jpg" class="pict" />　伊藤　力《いとうりき》(１６)　１８１ｃｍ　がっちり型　誰から見てもイケメン。クールであまり話さない。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　和を溺愛していて、近寄る者を許さない
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同室者：池田翔
<img src="https://wox.cc/user/mar/o/botan03.jpg" alt="botan03.jpg" class="pict" />　池田　翔《いけだしょう》(１６)　１７８ｃｍ　和と出会い一目惚れをする。明るくカッコ良くて人気モノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同室者：伊藤力
<img src="https://wox.cc/user/mar/o/botan03.jpg" alt="botan03.jpg" class="pict" />　田代健一《たしろけんいち》(１６)　１６３ｃｍ　ふわふわの女の子の様な容姿。和以外にはネコだが、和に対してはタチ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　顔に合わず口が悪い　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同室者：渡辺希
<img src="https://wox.cc/user/mar/o/botan03.jpg" alt="botan03.jpg" class="pict" />　渡辺希　《わたなべのぞみ》(１６)　１７６ｃｍ　メガネ、クール、無口だが、素顔はイケメン　学年２位の成績
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１位の和を勝手にライバル視
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同室者：田代健一
<img src="https://wox.cc/user/mar/o/botan03.jpg" alt="botan03.jpg" class="pict" />　石井翼　《いしいつばさ》　(１６)　　１８６ｃｍ　見た目めちゃヤンキーで強面。金髪、ピアス多　無口だが笑うと可愛い　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　和にだけ忠犬ハチ公の様になついている。　いつも和を助けている。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同室者：伊藤和
<img src="https://wox.cc/user/mar/o/botan03.jpg" alt="botan03.jpg" class="pict" />　金子祐ニ　《かねこゆうじ》　(１６)　１７２ｃｍ　和の平凡仲間(和が勝手に)　和の良き相談相手　森田と恋仲に…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同室者：森田大介
<img src="https://wox.cc/user/mar/o/botan03.jpg" alt="botan03.jpg" class="pict" />　森田大介　《もりただいすけ》　(１６)　１７８ｃｍ　誰に対しても優しい。　イケメン。　祐二に恋をする。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同室者：金子祐二 ]]>
		</content:encoded>
		<dc:subject>-</dc:subject>
		
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